更新:2024-08-27 00:31:18 来源:好学网
ロシアとウクライナ 停戦交渉で一定の譲歩示すも停戦は不透明
ロシアとウクライナは29日、停戦交渉を行い、ウクライナ側はNATO=北大西洋条約機構への加盟に代わる関係国との新たな安全保障の枠組みを提案しました。一方、ロシア側も首都キエフ周辺などで軍事作戦を大幅に縮小すると述べ、双方は一定の譲歩を示した形ですが、具体的な停戦に結び付くかは依然、不透明なままです。
俄罗斯和乌克兰于29日举行停战谈判,乌克兰方面提出了取代加入NATO(北大西洋公约组织)的关系国的新安全保障框架。另一方面,俄罗斯方面也表示在首都基辅周边等地将大幅缩小军事作战,双方都表示出一定的让步,但是否会造成具体的停战仍不明朗。
ウクライナで激しい戦闘が続く中、ロシアとウクライナの双方の代表団による対面形式の停戦交渉がトルコのイスタンブールで29日、行われました。
29日,俄罗斯和乌克兰双方代表团在土耳其伊斯坦布尔举行了面对面的停战谈判。
協議はおよそ3時間半行われ、ウクライナ代表団の関係者は交渉に進展があったとしたうえで「新たな安全保障の枠組みについてロシア側と議論した」と述べ、NATO=北大西洋条約機構への加盟に代わる新たな安全保障の枠組みについて協議したことを明らかにしました。
协议进行了约3个半小时,乌克兰代表团的有关人员表示谈判有了进展,并且“关于新的安全保障框架和俄罗斯方面进行了讨论”,明确了关于代替加入NATO(北大西洋公约组织)的新的安全保障框架进行了协商。
ウクライナ側によりますと、新たな安全保障の枠組みにはアメリカやイギリス、カナダ、ポーランドやトルコなどが含まれる可能性があるということで、これが受け入れられるなら「中立化」に応じるとしています。
据乌克兰方面透露,新的安全保障框架可能包括美国、英国、加拿大、波兰和土耳其等,如果能接受的话,将应对“中立化”。
「中立化」には領土内に外国の軍事基地を設けないことなどが含まれているということで、ロシア側の要求に対しウクライナ側が一定の譲歩を示した形です。
“中立化”包括领土内不设置外国军事基地等,乌克兰方面对俄罗斯方面的要求做出了一定的让步。
これに対しロシア側も「会談は建設的だった」と評価したうえでロシア国防省のフォミン次官は「首都キエフ周辺と北部のチェルニヒウでの軍事作戦を大幅に縮小することを決めた」と述べ、信頼醸成の措置としてキエフ周辺などでの軍事作戦を大幅に縮小するとしています。
对此,俄罗斯方面也评价“会谈是建设性的”,俄罗斯国防部副部长福明表示“决定大幅度缩小首都基辅周边和北部切尔尼胡的军事作战”,作为构建信赖的措施,基辅周边等地的军事作战将大幅缩小。
またウクライナ側が求めてきた首脳どうしの会談についても「外相レベルでの承認があって初めて可能となる」と述べました。
另外,关于乌克兰方面要求的首脑间的会谈,他也表示“只有得到外交部长级的承认才能进行会谈”。
ただウクライナ側によりますと、ロシアが一方的に併合した南部クリミアの主権の問題は、今後、15年間、協議することになるとするなど、Zも難航するとみられる領土主権の問題は、停戦交渉では事実上、棚上げした形にもなっています。
但是据乌克兰方面透露,俄罗斯单方面合并的南部克里米亚主权问题将在今后15年内达成协议,Z难进展的领土主权问题在停战谈判中实际上已经搁置了。
またロシアのショイグ国防相は29日、今後は東部での軍事作戦に重点を置く姿勢を示し、深刻な人道危機が続く東部マリウポリなどでは、引き続き激しい戦闘が続くとみられます。
另外,俄罗斯国防部长肖格29日表示,今后将重点放在东部的军事作战上,在持续严重人道危机的东部马里乌波里等地,预计将继续进行激烈的战斗。
今回の停戦交渉では双方が一定の譲歩を見せ、ロシア側はウクライナ側の提案をプーチン大統領に報告するとしていますが、今後、具体的な停戦に結び付くかは依然、不透明なままです。
在这次停战谈判中,双方都做出了一定的让步,俄罗斯方面将向普京总统报告乌克兰方面的提案,但今后是否会引发具体的停战仍不明朗。
ゼレンスキー大統領 “前向きな合図もことばを信じる理由ない”
总统谢恩斯基“没有理由相信语言的积极信号”
ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、公開したビデオメッセージの中で、ロシアとの停戦交渉について「前向きな合図といえるが、この国を破壊しようとする力の代表者のことばを信じる理由はない」と述べました。また、ロシア軍が首都キエフ周辺などで軍事作戦を大幅に縮小すると決めたとしたことについて「ロシア軍は攻撃を加える態勢を維持しているので、われわれの防衛態勢も維持したままだ」と述べ、停戦交渉の行方について、慎重な見方を示しました。
乌克兰总统泽莱恩斯基29日在公开的视频消息中,就与俄罗斯的停战谈判表示:“可以说是积极的信号,但是没有理由相信打算破坏这个国家的力量的代表者的话。”。另外,关于俄罗斯军队决定在首都基辅周边等地大幅度缩小军事作战一事,他说:“俄罗斯军队维持着增加攻击的态势,所以我们的防卫态势也维持着。”对于停战谈判的去向,他表示了慎重的看法。
アメリカ国防総省「“軍事作戦大幅縮小”だまされてはいけない」
美国国防部表示“不能上当‘军事作战大幅缩小’”
アメリカ国防総省のカービー報道官は29日、記者会見で、ロシア軍の首都キエフ周辺での動きについて、小規模の部隊が離れたとする一方で「これは本当の撤退ではなく、再配置だ」と述べ、撤退が行われているとは捉えていないという見方を示しました。
美国国防部发言人卡比29日在记者招待会上就俄罗斯军队在首都基辅周边的行动表示,小规模的部队离开了,但另一方面表示“这不是真正的撤退,而是重新配置”,并表示没有捕捉到撤退。
この中でカービー報道官は「ロシア軍は目標としていたキエフの制圧に失敗した」と述べました。
其中,卡比发言人说:“俄罗斯军队未能压制基辅。”
そして、ロシアがキエフ周辺などでの軍事作戦を大幅に縮小するとしていることについては「だまされてはいけない」と述べて、事態の推移を見極める必要があるという認識を示しました。
并且,关于俄罗斯将大幅缩小基辅周边等地的军事作战计划,他表示“不能被骗”,表示有必要看清事态的发展。
キエフ周辺からは一部の小規模な部隊が北に移動しているものの、ウクライナ国内の別の場所への再配置であるとの見方を示し「われわれは、ほかの地域への大規模な攻勢を警戒する必要がある」と述べて警戒感を示しました。
从基辅周围虽然有一部分小规模的部队向北移动,但是表示是对乌克兰国内其他地方的再配置,“我们有必要警戒对其他地区的大规模攻势”,表现出了警戒感。
さらにカービー報道官は、依然として大部分の部隊はキエフ周辺にとどまり、空爆も続いているとして「キエフへの脅威は終わったわけではない」と指摘しました。
卡比发言人还指出,大部分部队仍停留在基辅周围,空袭还在继续,“对基辅的威胁还没有结束”
【交渉で話し合われたとみられる内容は】
【在谈判中协商的内容】
NATO加盟に代わる集団的安全保障の枠組み
NATO加盟代集体安全保障的框架
まずロシアが求めてきたウクライナの「中立化」についてです。ウクライナ側によりますとNATO=北大西洋条約機構への加盟に代わり、新たな集団的な安全保障の枠組みを提案したということです。
首先是俄罗斯要求的乌克兰的“中立化”。乌克兰方面表示,代替加入NATO(北大西洋公约组织),提出了新的集体安全保障框架。
この枠組みについて、ウクライナ側はアメリカやイギリス、ドイツ、フランスのほか、中国、ロシア、カナダ、イスラエル、ポーランド、トルコなどが含まれる可能性があるとしています。
关于这个框架,乌克兰方面表示,除美国、英国、德国、法国外,还可能包括中国、俄罗斯、加拿大、以色列、波兰、土耳其等。
そのうえで、この枠組みによって自国の安全が確保できれば「非核の地位」と、NATO加盟を断念する「中立化」を受け入れるとしています。
在此基础上,如果能通过这个框架确保本国的安全,将接受“无核地位”和放弃加入NATO的“中立化”。
「中立化」には、ウクライナ国内に外国の軍事基地を設置しないことや、外国の部隊を駐留させないこと軍事演習などを行う場合は、関係国との同意を条件とすることも含まれるとしています。
“中立化”还包括在乌克兰国内不设置外国军事基地、不让外国部队驻扎、进行军事演习等情况下,以与相关国家的同意为条件。
一方、ロシア側はこの提案について検討する考えを示しました。
另一方面,俄罗斯方面表示了对这个提案进行讨论的想法。
そのうえで、関係国からウクライナの安全が守られる対象地域について、南部クリミアと親ロシア派の武装勢力が事実上、支配しているウクライナ東部の地域は、対象外になると説明しています。
此外,关于相关国家保护乌克兰安全的对象地区,南部克里米亚和亲俄派的武装势力实际上控制在乌克兰东部的地区不属于对象。
「中立化」をめぐるウクライナ側の提案について、今後、合意に向かうかが注目されます。
关于乌克兰方面围绕“中立化”的提案,今后是否达成一致将备受瞩目。
南部クリミア・ウクライナ東部の主権
南部克里米亚乌克兰东部的主权
次にロシアが8年前に一方的に併合した南部クリミアの主権について、ウクライナ側は、今後、15年間、協議を続けるとしていて、この間、領土問題の解決のために、武力は行使しないとする提案をしました。
接着,关于俄罗斯8年前单方面合并的南部克里米亚的主权,乌克兰方面提出今后15年内将继续协商,在此期间为了解决领土问题,不使用武力。
また、親ロシア派の武装勢力が事実上、支配しているウクライナ東部の主権問題についても今後、首脳どうしで話し合う項目だとしています。
另外,亲俄派的武装势力实际上支配着乌克兰东部的主权问题,今后也将作为首脑之间讨论的项目。
この点についてロシア側は、クリミアが自国の領土だと強固に主張しているほか東部地域の独立をすでに承認しており、ウクライナ側としては、今回の停戦交渉では、Zも解決が困難な主権をめぐる問題を、事実上、棚上げした形です。
关于这一点,俄罗斯方面已经承认克里米亚是自己国家的领土,并且已经承认了东部地区的独立,乌克兰方面在这次停战谈判中,实际上搁置了Z难解决的主权问题。
キエフ周辺などで軍事作戦を大幅に縮小
在基辅周边大幅缩小军事作战
また停戦交渉に関連してロシア側は首都キエフ周辺と北部のチェルニヒウでの軍事作戦を大幅に縮小することを決めたとしています。
另外,关于停战谈判,俄罗斯方面决定大幅度缩小首都基辅周边和北部切尔尼西的军事作战。
ロシア側はこれは停戦ではなく、信頼醸成措置だとしています。
俄罗斯方面认为这不是停战,而是一种信赖酿造措施。
また、ロシア国防省は、ウクライナ東部に軍事作戦の重点を置く方針を示しています。
另外,俄罗斯国防部表示将重点放在乌克兰东部。
そのほか
このほかロシア側は、ウクライナがEU=ヨーロッパ連合に加盟することは否定しないとしています。
除此之外,俄罗斯方面不否认乌克兰加入欧盟。
ウクライナ側が求めてきた首脳会談についてもロシア側は、まずは、外相レベルで合意内容が承認できたら、首脳会談を実施することが可能だとしています。
对于乌克兰方面要求的首脑会谈,俄罗斯方面表示,首先,如果外交部长级同意了协议内容,就可以进行首脑会谈。
また合意内容についてウクライナ側は、憲法を改正する必要があることなどから国民投票を行って民意を問うことが必要だとしています。
另外,关于协议内容,乌克兰方面认为有必要修改宪法,因此有必要进行国民投票来征求民意。
またそのためには停戦やロシア軍の撤退が必要だとしています。
另外,为此停战和俄罗斯军队的撤退是必要的。
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